AWSの行っている認定試験の種類や難易度、料金などをレベル別の一覧でご紹介していきたいと思います。
持っていて損はない資格ですが、決して安い受験料ではないので、しっかり把握したうえで申し込みをしましょう。
現在AWSの認定試験「基礎コース」「アソシエイト」「プロフェッショナル」「専門知識」の4つに分類された全部で12種類あります。
基礎コース
AWS Certified Cloud Practitioner
AWSの認定試験の中で一番簡単な試験になるのでAWS初心者におすすめです。
広く浅く、AWSで扱っているサービスの概要などを問われる試験です。
試験名 | クラウドプラクティショナー (CLF-C01) |
レベル | 基礎コース |
難易度 | ★☆☆☆☆ |
対象 | AWS クラウドに関する総合的な知識を効果的に実証できる個人。 6 か月間 AWS クラウドに積極的に従事した (もしくはそれと同等の) 経験があり、 AWS クラウドの設計、実装、運用に関わったことがある人。 |
試験時間 | 90 分 |
受験料 | 100 USD |
問題 | 65 個の質問 (複数選択または複数応答のいずれか) |
合格スコア | 700/1000 |
アソシエイト
AWS Certified Solutions Architect – Associate
アソシエイトレベルの中で設計に関する認定資格になります。
試験名 | ソリューションアーキテクト (SAA-C02) |
レベル | アソシエイト |
難易度 | ★★☆☆☆ |
対象 | ソリューションアーキテクトの役割を担う個人。 AWS のサービスを使用した、セキュリティ、パフォーマンス、コスト効率、 可用性に優れたスケーラブルなシステムの設計に関する 1 年以上の実務経験。 |
試験時間 | 130 分 |
受験料 | 150 USD |
問題 | 65 個の質問 (複数選択または複数応答のいずれか) |
合格スコア | 720/1000 |
AWS Certified Developer – Associate
アソシエイトレベルの中で開発に関する認定資格になります。
試験名 | デベロッパー (DVA-C01) |
レベル | アソシエイト |
難易度 | ★★☆☆☆ |
対象 | 開発者の役割を担う個人。 AWS ベースのアプリケーションの開発と保守における 1 年以上の実務経験。 |
試験時間 | 130 分 |
受験料 | 150 USD |
問題 | 65 個の質問 (複数選択または複数応答のいずれか) |
合格スコア | 720/1000 |
AWS Certified SysOps Administrator – Associate
アソシエイトレベルの中で運用に関する認定資格になります。
この試験の他と違うところは「試験ラボ」と呼ばれる実際にAWSのコーンソールから画面を操作する試験があります。
試験名 | SysOpsアドミニストレーター (SOA-C02) |
レベル | アソシエイト |
難易度 | ★★☆☆☆ |
対象 | クラウドオペレーションの役割を担うシステムアドミニストレーター。 AWS でのデプロイ、管理、ネットワーク、セキュリティに関して 1 年以上の経験。 |
試験時間 | 180 分 |
受験料 | 150 USD |
問題 | 65 問 (単一選択/複数選択/試験ラボ) |
合格スコア | 720/1000 |
プロフェッショナル
AWS Certified Solutions Architect – Professional
試験名 | ソリューションアーキテクト (SAP-C01) |
レベル | プロフェッショナル |
難易度 | ★★★★★ |
対象 | ソリューションアーキテクトの役割を担う個人。 AWS でのクラウドアーキテクチャの設計とデプロイに関する 2 年以上の経験が必要。 |
試験時間 | 180 分 |
受験料 | 300 USD |
問題 | 75 問 (択一または多肢選択式) |
合格スコア | 750/1000 |
AWS Certified DevOps Engineer – Professional
試験名 | DevOpsエンジニア (DOP-C01) |
レベル | プロフェッショナル |
難易度 | ★★★★☆ |
対象 | DevOps エンジニアの役割を担う個人。 AWS 環境でのプロビジョニング、運用、およひ管理における 2 年以上の経験が必要。 |
試験時間 | 180 分 |
受験料 | 300 USD |
問題 | 75 問 (択一または多肢選択式) |
合格スコア | 750/1000 |
専門知識
AWS Certified Advanced Networking – Specialty
試験名 | 高度なネットワーキング (ANS-C00) |
レベル | 専門知識 |
難易度 | ★★★☆☆ |
対象 | AWS ネットワーキングスペシャリストの役割を担う個人。 高度なネットワーキングに関する専門知識を持っている人。 |
試験時間 | 170 分 |
受験料 | 300 USD |
問題 | 65 個の質問 (複数選択または複数応答のいずれか) |
合格スコア | 750/1000 |
AWS Certified Data Analytics – Specialty
試験名 | データアナリティクス (DAS-C01) |
レベル | 専門知識 |
難易度 | ★★★☆☆ |
対象 | データ分析の役割を担う個人。 共通のデータ分析技術に関する最低 5 年間の経験が必要。 |
試験時間 | 180 分 |
受験料 | 300 USD |
問題 | 65 個の質問 (複数選択または複数応答のいずれか) |
合格スコア | 750/1000 |
AWS Certified Database – Specialty
試験名 | データベース (DBS-C01) |
レベル | 専門知識 |
難易度 | ★★☆☆☆ |
対象 | データベースに焦点を当てた役割を担う個人。 一般的なデータベーステクノロジーに関する最低 5 年間の経験。 |
試験時間 | 180 分 |
受験料 | 300 USD |
問題 | 65 個の質問 (複数選択または複数応答のいずれか) |
合格スコア | 750/1000 |
AWS Certified Machine Learning – Specialty
試験名 | 機械学習 (MLS-C01) |
レベル | 専門知識 |
難易度 | ★★★☆☆ |
対象 | 人工知能/機械学習 (AI/ML) の開発またはデータサイエンスの役割を担う個人。 AWS クラウドでの機械学習ワークロードまたは深層学習ワークロードの開発、 アーキテクチャの設計、および実行における最低 2 年以上の実務経験が必要。 |
試験時間 | 180 分 |
受験料 | 300 USD |
問題 | 65 個の質問 (複数選択または複数応答のいずれか) |
合格スコア | 750/1000 |
AWS Certified Security – Specialty
試験名 | セキュリティ (SCS-C01) |
レベル | 専門知識 |
難易度 | ★★★★☆ |
対象 | セキュリティ担当者。 IT セキュリティに関してセキュリティソリューションの設計と実装における 5 年以上の経験が必要。 |
試験時間 | 170 分 |
受験料 | 300 USD |
問題 | 65 問 (択一または多肢選択式) |
合格スコア | 750/1000 |
AWS Certified: SAP on AWS – Specialty
試験名 | SAP on AWS (PAS-C01) |
レベル | 専門知識 |
難易度 | ★★★☆☆ |
対象 | AWS で SAP ワークロードを最適に設計、実装、移行、運用するための高度な技術スキルと経験。 SAP の経験が 5 年以上、SAP on AWS の経験が 1 年以上ある方。 |
試験時間 | 170 分 |
受験料 | 300 USD |
問題 | 65 個の質問 (選択肢式と複数回答式のいずれか) |
合格スコア | 750/1000 |
個人的な難易度ランキング
個人的に独断で難易度ランキングを作ってみました、専門知識は普段やっていることに大きく左右されるので大半を除きます。
難易度の低い方から受けて見てはいかがでしょう。
順位 | 難易度 | 資格 | 理由 |
---|---|---|---|
1位 | ★★★★★ | AWS Certified Solutions Architect – Professional | 出題範囲が広く深く、問題文も長いため持久力も問われる |
2位 | ★★★★☆ | AWS Certified DevOps Engineer – Professional | 消去法が使えずベストプラクティスを問われる問題が多く、しっかりとした知識と経験が必要 |
3位 | ★★★★☆ | AWS Certified Security – Specialty | セキュリティ分野は多岐にわたり複雑 |
4位 | ★★★☆☆ | AWS Certified Advanced Networking – Specialty | インフラ系の経験がないと難しい |
5位 | ★★☆☆☆ | AWS Certified Developer – Associate | アソシエイトレベルの中では知識と経験が両方欲しい問題範囲 |
6位 | ★★☆☆☆ | AWS Certified Database – Specialty | 専門知識ではあるがDBは馴染みやすく勉強しやすい |
7位 | ★★☆☆☆ | AWS Certified Solutions Architect – Associate | 出題範囲は広いが勉強しやすいテーマ |
8位 | ★★☆☆☆ | AWS Certified SysOps Administrator – Associate | 「試験ラボ」が少しでもAWSを触っていると案外解きやすく点数が乗せやすい |
9位 | ★☆☆☆☆ | AWS Certified Cloud Practitioner | 幅広く浅くの問題なので、技術職じゃなくても勉強さえすれば取りやすい |
得意分野も人それぞれなので、こちらを参考に取りやすそうだと感じた資格から挑戦してみてください。
【厳選!】AWS認定試験に合格するための参考書や問題集のまとめ
AWSにはいくつかの認定試験があります。 当然、試験によって問題範囲が違うので勉強するための参考書や問題集はそれぞれで必要になってきますが、調べるといろんなものがあって正直どれがいいのか迷ってしまいます。 今回はそれぞれの認定試験で合格する...